ひな人形の片付けにまつわるエトセトラ

桃の節句も過ぎ、急に陽気も春めいてきました今日この頃、
皆様いかがお過ごしでしょうか?

さてひな祭りも無事終わり、皆様の頭を悩ませるのが
『ひな人形はいつ片付ければよいのか』ということではないでしょうか?

一般的に3月3日が終わったら片付ける地方が多いのですが、
旧暦(4月3日)まで続けて飾る地域もありますし、関西と関東で違いも見られます。
だいたいの目安として、ひな祭りから約2週間くらいの新暦の3月の中旬頃まで、
旧暦なら4月中旬くらいまでにしまうご家庭が多いようです。

近頃では、お部屋のインテリアとしてずっと楽しむ方もいますし、お誕生日などの
お祝いに飾るお家もあるようです。

『ひな人形をしまうのが遅れると、婚期が遅れる』
と聞いたことはありませんか?これは、
「片付けがちゃんとできないようでは、きちんとした女性になれず、お嫁さんにもなれませんよ」
というしつけの意味を込めての言い伝えなのだそうで、
迷信のたぐいであまり神経質になることはないようです。

迷信とはいえ『婚期が遅れる』などと言われると気にしてしまうかも知れませんが、
むやみに片付けを急ぐよりも注意していただきたいことがあります。
それは人形を片付ける日のお天気です。
ひな人形はとてもデリケートなものですので、ジメジメした湿気の多い日に片付けてしまうと
カビや痛みの原因になってしまい、つぎに飾ろうとしてガッカリ・・・なんてことにもなりかねません。
大切なひな人形。末永くお楽しみ頂くためにも片付けは是非、よく晴れたカラッと日にお願いいたします。

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